ステップマザーの心得10か条

ステップマザーの心得10か条
10POINTS ON STEPMOTHERING

1:ステップマザーとしての役割を引き受けよう。あなたの子どもたちには、既に母親がいるのです。

2:あなたのパートナーと一緒に、ステップマザーの役割を明確にしてください。

3:夫の前のパートナー(継子の実母)という現実を受け入れることを学んでください。彼らがどこかへ消えてしまうことはありません。たとえそうなったとしても、その後の影響に対応しなければなりません。

4:継子の不作法すべてを自分の責任としないでください。何しろ彼らには、あなたと出会うずっと以前から、別の生活があったのですから。

5:継子のことを「実の子どものように」愛する必要はありません。そして彼らも「実の親」としてあなたを愛する必要はありません。尊重・礼儀を持ち、ありのままを受け入れることが一番うまくいくのです。

6:子どもに誠意を持って接しましょう。あなたは子どもの人生を、あなたが思っている以上に、豊かにすることができるのですから。

7:忍耐強くなりましょう。人間関係が作られ発展していくには時間がかかります。慈しみと結束力、そして意義ある人間関係というものは、そう簡単に作られるものではないのですから。

8:自分の生活のための時間を持ちましょう。子どものいる生活は、人生を劇的に変化させますが、自分の友人や家族、同僚と過ごす時間や、趣味の時間を楽しむこと。

9:今もそしてこれからも、自分自身の中に継子のための扉を開けておくこと。あなたには多くの素晴らしい素質やアイデア、考え方があり、それらは彼らの人生を、そしてあなたの人生を豊かにすることが出来るのです。

10:必要なときはサポートとヘルプを求めてください。ステップファミリーに関する本や記事を読む、サポートグループに参加する、ステップファミリーに精通したセラピストに会うなどです。



<ステップマザーの心得10か条を読んでどのように感じましたか>?

・ 以前は、継子も自分が産んだと思い込まなければと、継子が自分のお腹から出てくる感じを無理やり想像しようとしたこともありました。でもそれが自分で自分を苦しめていることにも後々気づきました。ステップになったばかりでご自分の良心と戦っておられる方に是非この10か条を読んでほしいと思いました。

・ 再婚当初は、「良い母親になろう」「実母に負けないような母親になろう」と継子たちと良い親子関係を築くことを夢に描いていましたが、全く愚かなことだったと思います。実母と対抗すること自体、意味の無いことだし、所詮、私は継母であって、実母になることは不可能なのだから・・・。

・ 継子が成長するにつれつくづく私が子どもに及ぼす影響力のすごさにビックリしている。今になって子ども1人の人生を握っていると実感。私ひとりに責任があるわけではないけど、子どもの人生に影響しているひとりとして、私にできることは何か改めて考えた。

・ 私と夫以外の家族に、これを読んでほしいと思いました。子どもも姑も、私の立場についてあまりにも無頓着だと思います。特に、私が私自身の家族と過ごす時間がいかに大切なのか、わかってほしいです。たまには行ってくればの一言が出ないかなあ。

・ 書いてあることは全部その通りと思います。しかし実行するには努力が必要です。そしてその努力をサポートしてくれるのはパートナーの愛情しかないと思います。

・ <心得・10か条>も大事だけど、自分のまわりの人間も(社会も)理解して心得てほしい!

上記はアンサーブックからの一部抜粋です


 ステップマザーの心得10か条は、2003年の夏から秋にかけて実施されたステップマザーのための通信プログラムの中で紹介されました。このプログラムの名前は「We are proud of being THE STEPMOTHERS!」※1。原題は、「I didn’t grow up to be a Wicked Stepmother! A journal of Self-Discovery Shered in a Support Group」※2。プログラムの作成者は、旧SAAの理事でもあり、心理学の専門家のマリオン・サマー氏。彼女もまたステップマザーでした。彼女もステップマザーになって体験したギャップ、ショックからサポートを求めました。そしてプログラムの作成に取り組み、多くのステップマザー同士の友情を生活に取り入れ、自分の強さや誇りあるステップマザーとしての暮らしを充実させていきました。

 ステップマザーの支援には、情報が必要なのは当然ですが、自分だけではないという孤立からの脱出や、分かち合いや支え合うというネットワークが必要です。アメリカでのプログラムは、13回連続の同一メンバー、対面式サポートグループで開催されていました。いかに密度の高いグループか、LEAVESに参加されたことのある方はなんとなく想像つくのではないでしょうか。(LEAVESの連続13回同じメンバーって。)

 日本での実施は、まだステップファミリーやステップマザーの存在が社会に埋もれた状況でもあり地域で集まっての実施、という状況にありませんでした。故に、通信方式でのプログラム実施となったわけです。住まう地域で実施できていたら・・・日常の暮らしに近いところでの心強い仲間を得られるのではないでしょうか。「ちょっと聞いて!」や「まいっちゃったぁ」「あるある!」などステップマザーとしての気持ちをそのまま共有できる友達・・・すごく大きな存在ですよね。いつか地域での開催が日本でも開催できるようになることを願います!

 通信で開催されたこの日本でのプログラムには約70人がエントリーしました。全国に点在するステップマザーが同じように、同じプログラムを体験して、気づきや共感、励ましを共有したのです。その成果はLEAVESステップマムアンサーブックにまとめられています。沢山のステップマザーの切なさ、勇気、気づき、喜び、誇り・・・きっとあなたの心に強く伝わることでしょう。

 アンサーブックはまだSAJ事務局に在庫があります。読まれたい方には是非お分けしたく思っています。気持ちだけで結構ですので、同時に寄付をお願いできましたら幸いです。ご希望される方は事務局までメールでご連絡ください。
 また、LEAVESステップマムの内容は、改めて順次ホームページでも再掲載していく予定です。一人でも多くのステップマザーにサポートが広がることを願って・・・。

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緒倉 珠巳(オグラタマミ)
SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン)代表。2001年、SAJ設立直後から参加。2010年から代表。シングルマザーを6年経験後、再婚。2児の母。ステップファミリー歴は15年。ステップファミリーのサポートグループ「LEAVES」を東北、関東、東海、関西で運営。研究者と協働し、セミナー開催や専門著書執筆などで活躍中。SAJ相談業務担当。児童福祉および家族にかかわる専門機関での研修講師なども務める。日本離婚・再婚家族と子ども研究学会理事。

主な著作
・『Q&Aステップファミリーの基礎知識―子連れ再婚家族と支援者のために』野沢慎司他編著 pp128- pp143.(明石書店 2006年)
・『ステップファミリーのおとなのためのきほんブックレット』野沢慎司/緒倉珠巳/桑田道子/伊藤幸代 全32ページ(SAJ 2017年)
・『子どもの虹情報研修センター 紀要No.15』「新たな親子関係の構築を考える」pp92-pp108.(子どもの虹情報研修センター 2017年)
・『ステップファミリーのきほんをまなぶ 離婚・再婚と子どもたち』SAJ・野沢慎司編(金剛出版 2018年)
・『保健医療分野に生かす 個と家族を支える心理臨床』日本家族心理学会編集 pp134-pp144(金子書房 2019年)
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