LEAVESペアレンツとは

LEAVESペアレンツとは、ステップファミリーの親たちのためのサポートグループの名称です。

LEAVESペアレンツはステップファミリーの親たちがあつまり、ステップファミリーの基礎情報を学びながら、多様な家族に巡り合えるグループです。

安心の中での語らいと分かち合いは、新しい家族生活の支えとなるはずです。

「私だけじゃないんだ」
「新しい視点や考え方に出会えた」
「パートナーの気持が理解できた」

~参加者からはそんな声が聞こえてきます~
leavespic.jpg

 ≪どんなことをするの?≫

専用のテキストを使ってステップファミリーの基礎知識や、家族の関係発達を促すスキルを学んでいきます。
グループワークは個々の家族構成を紹介しながら、テキストを読み合わせ、ひとりひとりの経験談や気づきについて話し合っていきます。
※LEAVESはSAA(全米ステップファミリー協会)の当事者相互支援プログラムを日本に合わせたスタイルで行います。尚、参加者のプライバシーの保護には万全を期しますのでご安心ください。
text.jpg
LEAVESで使用するテキスト

LEAVESペアレンツがスタートしてから、早くも10年目。
専用のテキストは、SAJがLEAVESを通して伝えたいステップファミリーのための基本情報を、もらすことなく皆様にお伝えできるようになっています。
LEAVESペアレンツは参加者は当事者のみ。
ルールによってプライバシーも守られた安心できるスペースです。
ステップファミリーに関する情報、またいろいろな人の経験や考えを知ることで自分の感情や家族との関係を新しい視点で見つめなおす機会になることでしょう。

Q どんな効果があるのでしょうか?

「きっとうまくいく」・・・と多くのステップファミリーが信じて再婚生活をスタートすることでしょう。でもいざ生活が始まると、予想していなかった感情や事件の連続、ということも珍しくありません。

なにかがおかしいと気づいても、周囲にステップファミリーの悩みを相談できる場や機関は、現在も少ないのが実情です。

他のステップファミリーの人はどんな悩みがあるんだろうか、自分たちだけがおかしいんじゃないだろうか、そう思う当事者はとても多いのです。
ステップファミリーならごく自然なプロセスであったり感情である部分すら、それがノーマルなことだとは、家族の内だけにいては気づくことが出来ないのです。

サポートグループでは、共感しあえる仲間との出会いや、先行く人の姿を見たり、自分とは異なる立場の家族の気持を知る貴重な時間となります。

そこではステップファミリーとして「ノーマルであること」を実感し、「状況を乗り切るためのサポート」や「効果的なコミュニケーション方法」を得ることが可能となります。

Q どんなことをするんですか?

LEAVESペアレンツやLEAVESステップマムでは、まず初めに専用のテキストを使用し、ステップファミリーのための基礎情報を学びます。

情報をベースにわかちあいの体験をし、様々な家族との交流をはかります。テキストはSAA(全米ステップファミリー協会)の当事者支援プログラムを日本に合わせた編集となっています。

Q サポートグループとはなんですか?

サポートグループとは当事者が悩みや体験を話し合い、理解しあう自助の場です。一般的にはセルフヘルプグループともいい、SAJではその名称を「LEAVES」としています。

LEAVESには、親たちのためのグループ「LEAVESペアレンツ」と、ステップマザーのためのグループ「LEAVESステップマム」、子どものための「キッズLEAVES」があります。

6 【「子育て連合」をつくる】

親が離婚した後も、引き続き父母どちらともコンスタントに面会している方が、子どもは環境の変化に対応しやすく、また心身の発達にもよいことが調査によって明らかになっています。

前の結婚関係は終わっても、実の親と子どもの関係は続いています。
親同士がよい関係を築き、子育てに取り組む姿は、子どもに、離れて暮らす実親、新しく迎えた継親、どちらも愛していい、どちらの親も自分を愛している、というメッセージとなります。
離婚時に体験した親と子の面会がそう頻繁でない場合でも、親同士がよい関係を持つことは、子どもによい影響を与えます。
子どもが行き来することには、次第に慣れるでしょう。波はありますが、しばらくすると、このような変化を“普通”のことと感じます。

 これらの6つの項目は新しい家族が自分たちのよりよい関係を作るためのポイントとなりますが、すべてを簡単に満たすことができるほどステップファミリーの旅は平易でないのも現実です。大切なのはこれらを完璧に遂行することではなく、これらを指針にすることにより新しい家族が自分たちの関係作りを意識したり、今ぶつかっている問題への糸口を見つけて解決へのヒントとしたりすることなのです。

5 【新しい関係を築く】

個人と個人の絆を築くためには、少なからぬ時間が必要です。
なぜなら、よい関係とは幸せで満足のできる時間をともに過ごした結果、得られるものだからです。
お互いについて学ぶことや、何か一緒に取り組むことは、関係を深めるための大切なプロセスです。

継母または継父と継子が関係を築こうとしているのを、一歩下がって見ることは、実親にとって、時に困難さを伴うでしょう。
継親が子どもを叱る時、実親は辛い思いをするかもしれません。
また、新しい親子関係ができることを望む一方で、少し寂しい複雑な思いが出てくることもあるかもしれません。

しかし、こういった新しい関係を築くための重要な段階を経て、徐々に家族のメンバーが家族をひとつのグループとして感じられるようになります。
時には、(特に年長の子どもにとっては)思いやる強い絆を発展させることが難しいこともあります。
けれども、たとえまだ温かい関係を作り上げていない時でも、継母または継父は、継子に対して公平になることができるのです。

4 【確かな夫婦の絆を発展させましょう】

親たちは家庭がうまくいくように張り切りすぎて、時間とエネルギーを使いきってしまいがちです。
その結果、夫婦としての楽しみを持ったり、リラックスする必要性を忘れてしまいます。

自分たちのために時間を作ることは、意識して、計画する必要があります。
夫婦として自分たちの関係を発展させたり、楽しんだりすることは、最初は忘れられがちですが、夫婦のためだけでなく子どものためにも重要です。

なぜなら、子どもには、家族に安定感をもたらす強い結びつきを持った夫婦が必要ですし、将来、彼らが大人になり、独立し、自分たちの夫婦関係を築く時に、夫婦としてどのように協力し合ったらよいかを学ぶことができるからです。

3 【新しい家族の伝統を築く】

親も子どもも、食習慣や、行動パターン、または無数のことをそれぞれ特定な方法で行なうことに慣れています。

自分のやり方が“正しく”、相手の方法が“間違っている”と思わないようにするのは難しいことです。

それぞれが以前にやっていた方法を合わせてみましょう。
また、お互いの意見を順番に取り入れてみるという方法もあります。
そして、新しい家族のための特別な伝統を作っていきましょう。

夫婦と子どもは家庭のルールを一緒に決める必要があります。
しかし、継母または継父は、家族のルールがきちんと守られているか確かめる前に、継子との関係を友好的に築く必要があります。

Q10 【再婚前から子どもと同居している親は、一貫して親でありつづけるので、ステップファミリーになっても子どもに対して特に気をつけることはない】

Q10 【再婚前から子どもと同居している親は、一貫して親でありつづけるので、ステップファミリーになっても子どもに対して特に気をつけることはない】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

親の離婚や再婚にあたり、子どもは常に関与できない立場で過ごしています。その上に一番近く長く過ごした実親との親密な時間が目減りしていることに、実親は気づかないことがあります。パートナーの姓への変更や、パートナーの呼び名を強制したりしていないでしょうか。実親は良かれと思っていても、子どもは抵抗できないだけかもしれません。子どもにとって一番辛いことは、継親との関わり方というより、実親が自分の気持ちを理解してくれていない状況です。

Q9 【継子が面会交流に来たときだけの継親役は、同居の継親より楽である】

Q9 【継子が面会交流に来たときだけの継親役は、同居の継親より楽である】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

基本的に人間関係は一対一の時に深まります。時々会うだけの間柄はその分、お互いを知り合う時間が同居に比べ少ないため、関係の深まらない様子に焦ることもあるでしょう。同居であっても別居であっても、それぞれに関係形成の工夫や配慮が必要です。

2 【家族ひとりひとりのニーズを調整する】

ステップファミリーでは、家族一人ひとりがそれぞれ違った状況を抱えてスタートします。

多くの柔軟性と寛容さを持って、これらの違いについて話し合い、可能な限り多くの要求を満足させる、ベストな方法を見つけ出すことが必要です。

1 【失われたものや、変化するものに対応する】

ステップファミリーに起こるすべての変化は前の状況や関係を手放すことから起こっています。

ステップファミリーに関する本を読み、変化をゆっくり取り込んでいき、子どもに悲しみについて話すよう促すことによって、大人も子どもも過去に別れを告げ、新しい家庭を得た喜びを味わえるようになるのです。

Q8 【何を差し置いても継子を優先するべきだ】

Q8 【何を差し置いても継子を優先するべきだ】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

継子の立場は家族の状況変化にさらされ、様々な喪失経験への配慮が必要です。しかし、「不憫な子ども」扱いすることは子どもの心の健康に悪影響を及ぼします。家族内の「だれか」を優先するのではなく、どの立場においてもそれぞれのニーズを家族で慮ることが大切です。

ステップファミリー6つのヒント

ステップファミリーの関係を深めるために

SAJハンドブックの『ステップファミリーのための6つのヒント』より抜粋

ステップファミリーには、大変多くの課題があります。
次に挙げたリストの中には、とても難しいものもありますし、今すぐ全部を成し遂げることはできないものもあるかもしれません。
けれども、それぞれのステップファミリーが、新しい個性を持った家族となるために、どれも取り組む価値のあることです。



7.連帯達成の時期

この時点で家族関係は強固になり、家族のメンバーは新しい家族に属しているという感じを持つようになります。
問題がおきても以前のように限界にまで達し家族がバラバラになってしまうことはなく、ほどなく家族は快適な安定を取り戻します。


もちろんすべての家族の発達が、スムーズにこの段階のように進むわけではありません。
ある段階まで上がった後に事件が起こり、一度まとまりかけたステップファミリーがすでに解決したはずの段階へと戻ってしまうこともあります。
ただし、その場合その段階を終え次に進むのも早いものです。
それぞれの段階につけられたタイトルは重要ではありません。
重要なのは、湧き起こる感情と状況そのものなのです。


※1 SAA(Stepfamily Assosiation of America) 1979年12月1日発足して以降全米規模で支援活動を展開してきたステップファミリーの支援機関。多くの当事者と研究者の協力によりステップファミリーの研究が蓄積され、ステップファミリーに関する書籍や教育プログラムなどを多数提供してきた。2006年に活動を停止し、その資源と活動の拠点をオーバーン大学の全米ステップファミリー・リソース・センター(National Stepfamily Resource Center 以下NSRC)に移管した。現在のNSRC所長はフランチェスカ・アドラー=ベーダー氏(オーバーン大学 人間発達・家族研究学科 教授)。

※2 パトリシア・ペーパーナウ博士(Dr. Patricia Papernow)は、全米的に著名なステップファミリーおよび離婚後の子育てに関する専門家であり、臨床 家、スーパーバイザー、コンサルタント、研修教官として30年以上にわたる経 験を有する。米国マサチューセッツ州ハドソンで個人営業している臨床心理士であり、SAAの後継組織NSRCのステップファミリー専門家評議員(Stepfamily Expert Council)でもある。『ステップファミリーの家族関係を生き抜き、幸せになるために—うまくいくこと、いかないこと』(Surviving and Thriving in Stepfamily Relationships: What Works and What Doesn't, Routledge, 2013)と『ステップファミリーになるということ—再婚家族における発達段階』(Becoming a Stepfamily: Stages of Development in Remarried Families,Jossey-Bass, 1993)という2冊の本を著している。この記事で紹介している「ステップファミリーの発達段階」の考えを導いた彼女の研究結果については、後者の著書で詳しく述べられている。

6.関係が深まる時期

実親と継親は、今では一緒にものごとを行うことをますます快適に感じており、継親子の関係は強固になり、より落ち着いた親密さを増します。

子どもと離れて暮らすもうひとりの実親との関係も落ち着き、時には小さな問題が起こるものの、毎日を過ごすことが楽になります。

5.行動の時期

ステップファミリーがこの段階に到達するには4年ほどかかり、夫婦がよく協力している場合でも、1、2年はかかるものです。

もしあなたとあなたのパートナーがチームとして足並みを揃えて行動することができないでいるなら、この段階でステップファミリーのグループや夫婦カウンセリングを探すとよいかも知れません。

あなたには、自分自身と家族に対する責任があります。

多くの家族がこの時期にこういった外部との接触を図ることが、ステップファミリー間の関係改善と家族みんなの幸せな将来を築くための役に立ったと感じています。

この段階で、夫婦は家族のジレンマを「チーム」として解決できるようになり、子どものニーズを満たしてより子どもをかわいがってやれるようになります。親子関係は注意深く維持され、新しいステップ親子の関係が発達していきます。

夫婦によっては一部の問題においてこの行動の段階に素早く移行し、他の問題では初期の段階に留まる場合もあります。

4.変動の時期

この段階において家族は、多くの激動を経験します。

継親は、自分を家族の一員として受け入れるよう主張し始めます。ストレスいっぱいのこの時期、初期の段階と同じく、家族は血のつながった者同士に分かれてしまいます。

夫婦はよりおおっぴらに口論を始めるようになり、しばしば血のつながった者同士で固まりお互いに対立します。

この時点では、お互いを理解すること、夫婦関係を改善する時間を持つ努力をすることが非常に重要です。

3.はっきりと現実に気づく時期

「まとまったひとつの大きな幸せな家族になる」という考えが、達成不可能な夢にも思えるようになってきます。

再婚した実親の緊張は高まり、継親のニーズと子どものニーズのバランスを取ることが苦痛になります。継親は家族に変化が必要だと気づくようになり、子どもたちが自分のニーズを口にするようになって、実親は子どもとパートナーの板ばさみになり緊張を感じます。

ステップファミリー関連の本を読むこと、他のステップファミリーの人たちと話すこと、セラピー、カウンセラーとの会話など、外部からの刺激により、継親は問題と対決しようとする気持ちを大きくしていきます。

2.何かがおかしいと感じ始める時期

幻想を幻想と認めることは難しく、多くのステップファミリーでは自分が作り上げた期待のパターンに沿うように、大変な努力を続けています。

親たちはすべてがうまくいっていると自分に信じさせようとします。しかし、水面下では居心地の悪さが大きくなり、特に継親は何かがおかしいと感じ始めるようになります。

この感情は特に継母に関してしばしば見られるものです。

1.夢と期待に満ちている時期

新しい関係を始める場合によくあることですが、ステップファミリーの場合も、自分たちの新しい暮らしについて、多くの幻想とも言える現実的でない期待を持つようになります。

「パートナーが自分を愛しているのだから、自分の子どもたちも同じように愛してくれるはず」「子どもも新しい親を持って、幸せに思うはず」などの期待がこれにあたります。

多少の問題があっても、新婚である夫婦は「ごくごく短い時間で愛がすべてを解決する」と根拠もないまま確信しています。

ステップファミリーの発達段階

ステップファミリーの家族発達について、参考となる研究情報があります。

以下に紹介する情報は、SAA(※1)の会員向けに配布された冊子『Stepfamilies Stepping Ahead』(SAA編,第4版、2000年)にパトリシア・ペーパーナウ博士(※2)が書いた"Stages in Becoming a Stepfamily"という章を、翻訳・編集して「ステップファミリーの旅の地図−ステップファミリーの発達段階 7つのステップ」と題して『SAJハンドブック』(2004年、SAJ発行)に掲載した章(27-53ページ)からの抜粋です。なお、この発達段階についての解説は、SAAのサポートプログラムとして使用されているテキスト『Stepping Together』(Emily & John Visher著、1997年)にも紹介されています(15-19ページ)。

すべてのステップファミリーが同じ発達をたどる訳ではありません。しかし、家族に起こる事象や感情そのものは共通することも多いのが事実です。

自身の家族の、現在抱える事象や感情が、ステップファミリーとして割合自然に起こりうるものであることや、多くの方が経験するということを知ることは、悩みを抱え途方にくれた当事者にとって冷静さを取り戻し、孤立した感覚から脱する機会になりえるでしょう。

ステップファミリーが「まとまった家族」になっていく過程で感じる様々な気持ちの変化を、パトリシア・ペーパーナウ博士は7つの段階に分けて紹介しています。

家族構成の変化

初婚核家族の親であるジョンとメアリが離婚をし、ステップファミリーへと移行していく際の家族構成の変化を見てみましょう。
jm2.jpg
例えばジョンとメアリの子どもたちの立場を中心にみてみると、この家族の拡がりがよくわかります。
ジョンとメアリの子どもたちには新しい親(後から加わる親)が増え、継きょうだいや継祖父母も増えていきます。
両親共に再婚した場合には、その家庭にもよりますが、親は最多で4人以上、初婚では4人の祖父母の数が6人から12人以上にもなりうるのです。

ステップファミリーのダイアグラム

以下の図は、当事者の家族観をダイアグラムという図で表したものです。
ダイアグラムは、家族関係の全体像や、描き手から見た家族の関係を客観的に把握することに役立ちます。
また、時間をおいてダイアグラムを描くことで、家族の関係がどう発達してきたかを視覚的に捉えることが可能になります。

diagram.jpg

diagram1.jpg

diagram2.jpg

初期のステップファミリーでは、実親子間の関係を表す線が太いのに比べ、継親子や継きょうだい間をあらわす線が細かったり、まったくないこともあり、ひとつの家庭内に血縁のある親子どうしで分かれた二つの家族が暮らしている状態になっていることも少なくありません。

diagram3.jpg

 家庭ごとに差はありますが、ステップファミリーとなってある程度の期間を過ごし、継親子や継きょうだい関係を上手に育んできたステップファミリーでは、初期の頃にはなかった継関係の線ができたり、細かった線が太くなったりするのを見ることで、家族関係の成長を知ることができます。

 平均的な初婚の核家族のダイアグラムにくらべ、ステップファミリーの初期は、実親子間の関係する線が強く、継親子や継きょうだい間に関係する線が細かったりないこともあります。(描く人物の主観によります)
 その場合、ひとつの家庭内に二つの家族が介在するといった状況もみられます。それによって家族が縦に二つに割れる可能性が初婚の家族に比べ高くなります。
 家庭ごとに差はありますが、時間と関係の強化がはかられたステップファミリーでは、今までなかった関係の線、細かった線が発達し、視覚的にも関係密度が高くなることがあります。

Q7 【死別の再婚の方が、離婚後の再婚より楽だ】

Q7 【死別の再婚の方が、離婚後の再婚より楽だ】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

親が再婚すると、子どもは亡き親が忘れ去られてしまうことを恐れたり、裏切りだと感じたりして継親は歓迎されないことが多いのです。また継親は、パートナーや継子の思い出の中で美化された故人と比べられてしまったり、故人の持ち物や写真、法事などを負担に感じることもあります。故人を偲びつつ、新たな家族の歴史を作ることを大切にしましょう。

Q6 【離れて暮らすもうひとりの実親に会わせないほうが、子どものためによい】

Q6 【離れて暮らすもうひとりの実親に会わせないほうが、子どものためによい】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

親が離婚しようと、子どもに二人の実親がいることは変わりありません。面会交流は親にとっては難しいかもしれませんが、子どもが新しい環境に順応し、心の健康を保つために大変重要だということが分かっており、多くの国で行われています。日本では、離婚後の単独親権制度のために、別居の実親を排除する傾向がありますが、子どものために関係を継続できるよう工夫しましょう。

Q5 【継母は意地悪だ】

Q5 【継母は意地悪だ】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

おとぎ話に登場する継母は意地悪に描かれているので、私達は知らないうちに継母は意地悪だと思い込んでいます。継母に対するこの偏見のせいで、継母は自分が意地悪な継母になっていないか、他人からどう見られるか、どうしつけに関わるかに悩まされます。研究では、継母が家族の中で最も難しい役割だということがわかっています。

Q4 【親の離婚・再婚を経験した子どもは、問題を抱えている】

Q4 【親の離婚・再婚を経験した子どもは、問題を抱えている】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

子どもは親の離婚/再婚後、新しい環境に戸惑い悩む時期があります。そうした子どもに対し、親は罪悪感を覚え埋め合わせをしようと、つい甘くなりがちです。しかし、時間はかかってもほとんどの子どもは心の安定を取り戻します。5 ~ 10 年後には、多くの子どもが初婚家庭の子どもとほとんど変わらないことが研究で分かっています。

Q3 【パートナーを愛していれば、その子どももすぐに愛することができる。子どもの方も、新しい親をすぐに親として受け入れることができる】

Q3 【パートナーを愛していれば、その子どももすぐに愛することができる。子どもの方も、新しい親をすぐに親として受け入れることができる】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

人間関係を作るには時間がかかるものです。ある程度の年齢の子どもであれば親の再婚に複雑な感情を抱いているかもしれません。継親子が実の親子のようになるべきだという過大な期待は、家族に不満や罪悪感を与えかねません。継親子が実の親子を目指すのではなく、互いに思いやりと敬意を持てる関係を目指すことも選択肢の一つです。

Q2 【子どもがみな両親の実子である家族(初婚家庭)と、同じような親子関係・家族関係をめざすべきだ】

Q2 【子どもがみな両親の実子である家族(初婚家庭)と、同じような親子関係・家族関係をめざすべきだ】

あなたは「その通りだ」と思いましたか。
それとも「そうは思わない」でしたでしょうか。

もし「その通りだ」と思うようであれば、それは「間違った思い込み」です。

再婚家庭は親子関係があるところに新しいパートナーとの関係が築かれるなど、初婚家庭とは構造的に大きく異なります。にもかかわらず初婚家庭を目指してしまうと、子どもやパートナーのニーズを見落としかねません。自分の家族にとって最も良いと思う親子関係・家族関係とはどういうものかを考え、その実現を目指しましょう。
SAJホームページへようこそ

SAJスタッフ

Author:SAJスタッフ
■ 事務局 ■
070-5574-2827
電話受付時間
月 金 午前9時〜午後3時
火水木 午後4時〜午後7時
infoアットマークsaj-stepfamily.org
  (@を置き換え)

〒983-0851 
仙台市宮城野区榴ヶ岡5番地
みやぎNPOプラザ内
レターケース10 
※大きな郵送物を送られる際は、事前に事務局までご相談願います。

CONTENTS
twitter
facebookページ
最新記事
SAJのオススメ
神話 著作権 event 講師 電話相談 継母 継母
SAJ関連リンク
団体代表者

緒倉 珠巳(オグラタマミ)
SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン)代表。2001年、SAJ設立直後から参加。2010年から代表。シングルマザーを6年経験後、再婚。2児の母。ステップファミリー歴は15年。ステップファミリーのサポートグループ「LEAVES」を東北、関東、東海、関西で運営。研究者と協働し、セミナー開催や専門著書執筆などで活躍中。SAJ相談業務担当。児童福祉および家族にかかわる専門機関での研修講師なども務める。日本離婚・再婚家族と子ども研究学会理事。

主な著作
・『Q&Aステップファミリーの基礎知識―子連れ再婚家族と支援者のために』野沢慎司他編著 pp128- pp143.(明石書店 2006年)
・『ステップファミリーのおとなのためのきほんブックレット』野沢慎司/緒倉珠巳/桑田道子/伊藤幸代 全32ページ(SAJ 2017年)
・『子どもの虹情報研修センター 紀要No.15』「新たな親子関係の構築を考える」pp92-pp108.(子どもの虹情報研修センター 2017年)
・『ステップファミリーのきほんをまなぶ 離婚・再婚と子どもたち』SAJ・野沢慎司編(金剛出版 2018年)
・『保健医療分野に生かす 個と家族を支える心理臨床』日本家族心理学会編集 pp134-pp144(金子書房 2019年)
問い合わせメールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: