近刊:継母という存在 真実と偏見のはざまで

◆近刊のお知らせ◆

「私って意地悪継母じゃないかしら?」
「どうして継子とうまくやれないんだろう?」
「なぜ夫は継子にばかり甘いんだろう?」


継母なら一度はそんな思いを感じて悩んだことがあるのではないでしょうか。
大丈夫。それはあなただけではありません!
アメリカ人の継母さんの多くも同じように悩んでいます。
そればかりか、アマゾンやアフリカでも血のつながりのない親子関係は複雑で緊張に満ちているのです。

『継母という存在 真実と偏見のはざまで』は、なぜときに意地悪な思いを抱いてしまうのか、なぜ継子は心を開いてくれないのか、なぜステップファミリーは難しいのかを心理学や生物学、文化人類学といった切り口で解き明かそうとします。「継母という存在」、それを知る糸口がここにあります。


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 この度、アメリカで多くの継母当事者からの支持とレビューを得ているウェンズデー・マーティン氏の著書『Stepmonster』の翻訳書「継母という存在 真実と偏見のはざまで」を出版する運びとなりました。

 SAJの運営員であり、継母当事者である伊藤幸代氏の、どうしても日本の皆さんに知っていただきたい!読んでいただきたい!という思いに発し企画し、北大路書房様の多大なご支援により、出版にこぎつけることができました。

 この本はアメリカの多くのステップファミリー研究知見を基に、複数の当事者経験を併せ、多角的な考察がなされています。日本では他に類を見ないステップファミリーに関する書籍になりました。
 参考文献の数は300に近く、それほど日本とアメリカとでは家族における社会的関心、専門家の数が違うことにも衝撃を受けられるでしょう。

 日本でも、離婚の際の面会交流が法律上で明記され、離婚後の家族の有り様が変わりつつありますが、その時どのような課題があり、どのような工夫、努力を必要とするのかわからないままに理想を求め、結果、失望することも多々あるのではないでしょうか。

 日本の離婚の状況は、アメリカよりも数十年、状況がずれていると言われていますが、逆に言えば、そこに学ぶ機会が多いと言えます。離婚後の家族の多様化を、より詳しく知ることができる一冊ですので、当事者はもちろん、家族に関わる立場にある方々にも必ず読んでいただきたいです。
 本書には、昨夏SAJがお招きし講演いただいた、フランチェスカ・アドラー=ベイダー氏やパトリシア・ペーパーナウ氏が何度も登場しています。セミナーの内容、報告書とリンクする話題がいくつもありますので、納得されることが多々あることでしょう。

ぜひ、この夏の「じっくり読む一冊」としていただけましたら幸いです。

※ パトリシア・ペーパーナウ氏は今年も来日され、家族療法学会にてご講演予定です。

タイトル:継母という存在 ー真実と偏見のはざまで
著者:W.マーティン 著/ 伊藤幸代 訳/ SAJ 解説
体裁・ページ数:A5判・352頁
本体価格:3200円
ISBN978-4-7628-2898-0
発刊日:2015年7月24日
出版社:北大路書房
http://www.kitaohji.com

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緒倉 珠巳(オグラタマミ)
SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン)代表。2001年、SAJ設立直後から参加。2010年から代表。シングルマザーを6年経験後、再婚。2児の母。ステップファミリー歴は15年。ステップファミリーのサポートグループ「LEAVES」を東北、関東、東海、関西で運営。研究者と協働し、セミナー開催や専門著書執筆などで活躍中。SAJ相談業務担当。児童福祉および家族にかかわる専門機関での研修講師なども務める。日本離婚・再婚家族と子ども研究学会理事。

主な著作
・『Q&Aステップファミリーの基礎知識―子連れ再婚家族と支援者のために』野沢慎司他編著 pp128- pp143.(明石書店 2006年)
・『ステップファミリーのおとなのためのきほんブックレット』野沢慎司/緒倉珠巳/桑田道子/伊藤幸代 全32ページ(SAJ 2017年)
・『子どもの虹情報研修センター 紀要No.15』「新たな親子関係の構築を考える」pp92-pp108.(子どもの虹情報研修センター 2017年)
・『ステップファミリーのきほんをまなぶ 離婚・再婚と子どもたち』SAJ・野沢慎司編(金剛出版 2018年)
・『保健医療分野に生かす 個と家族を支える心理臨床』日本家族心理学会編集 pp134-pp144(金子書房 2019年)
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